骨炭
英名: Bone Charcoal CAS No. 該当なし JECFA No. 該当なし
別名: -構造式: -
基原・製法
ウシ(Bos taurus Linnaeus)の骨を炭化し、粉砕して得られたものである。主成分は、リン酸カルシウム及び炭末である。
主な用途
製造用剤(無機塩類の吸着作用による糖液の脱色、水の濾剤等)
安全性試験の概要
経口投与の情報なし
反復投与に関する情報なし
細菌(TA98, TA100, TA1536, TA1537, WP2uvrA/pKM101)を用いた復帰変異試験は S9mix の有無に関係なく全て陰性。チャイニーズハムスター細胞(CHL)を用いた染色体異常試験は, S9mix の有無に関係なく全て陰性。BDF1 系雄マウスを用いた経口強制投与による in vivo 小核試験は骨髄小核誘発性陰性 1)。
復帰突然変異試験、染色体異常試験、及び小核試験の結果はすべて陰性であった 1)。
その他試験に関する情報なし
食品添加物公定書の規格
規格あり
結論
骨炭は、その基原・製法及び本質と、入手可能な安全性試験の情報(変異原性試験)
に鑑みて、人の健康影響に対する懸念はないものと結論された。
参考資料
財団法人食品薬品安全センター:平成 14 年度既存添加物に関する遺伝毒性調査 2003.