グァーガム酵素分解物
1.食品添加物名
グァーガム酵素分解物(Enzymatically hydrolyzed guar gum)
2.基原・製法・本質
「グァーガム」を酵素(α-ガラクトシダーゼ、ヘミセルラーゼ)で分解して得られたものである。主成分は多糖類である。
3.主な用途
増粘安定剤
4.安全性試験成績の概要
(1)単回投与試験
急性経口LD50はマウス、ラットで6,000mg/kg超と考えられる1)。
(2)反復投与試験
SDラットを用いた混餌(0.2、1.0、5.0%)投与による
13週間の反復投与試験において、検体投与に起因する毒性学的影響は認められていない。無毒性量は、3.1g/kg/day と考えられる2)。
(3)変異原性試験
細菌を用いた復帰変異試験の結果は、陰性と判断される3)。
(引用文献)
1.K-13(グアーガム分解物)のマウスおよびラットにおける経口投与急性毒性試
験,1988,社内データ(未公表)
2.K-13(グアーガム分解物)の雌雄ラットにおける飼料添加投与による13週間毒性試験, 1989, 社内データ (未公表)
3.K-13(グアーガム分解物)の変異原性試験,
1990, 社内データ (未公表)